恋愛カウンセラーのほのかです。
「周りの友達は彼氏の話ばかりだけど、私は推しの話しかできない」
「現実の男性を見ても、何も感じない自分がいる」
そんなふうに、リアルな恋愛よりもバーチャルな世界に深く居心地の良さを感じる人がいます。
実はこれ、単なる「オタク気質」という言葉だけで片付けられるものではありません。
バーチャル世界にハマりやすい人には、ある共通した「心の癖」や、もしかすると長所とも言える「豊かな才能」が隠されていることが多いのです。
今日は、心理学的な視点から「バーチャルな恋に落ちやすい人の特徴」を4つのキーワードで紐解いてみましょう。
1. 想像力が豊かで、心が「素直」すぎる

まず一つ目の特徴は、「圧倒的な想像力」と「素直さ」です。
画面の中の彼は、言葉を発しません(あるいは決まったセリフしか言いません)。
しかし、ハマりやすい人は、その少ない情報から「彼はきっとこんな時、こう考えているはず」「私にはこう微笑んでくれるはず」と、行間を埋める豊かな想像力を持っています。
2. 理想が高く、現実の「ノイズ」に耐えられない

二つ目は、「完璧主義」で「理想が高い」こと。
あなたは無意識に、異性に対して減点方式をとっていませんか?
現実の人間は、汗もかけば、体臭もあるし、時にはデリカシーのない言葉も吐きます。
バーチャル世界にハマりやすい人は、そんな生々しい「現実のノイズ」に対してとても敏感です。
- 美しいビジュアル
- 完璧なプロポーション
- 常に優しい言葉
美的感覚が鋭く、妥協できない人ほど、汚いものが一切ない「清浄な世界」であるバーチャルへと惹かれていくのは、ある意味で自然なことなのです。
3. 自分に自信がなく、「拒絶」を恐れている
三つ目は、「自己肯定感の低さ」です。
「どうせ私なんて相手にされない」「私の本音を話したら嫌われるかも」
自分に自信がない人にとって、現実の恋愛は常に「拒絶される恐怖」との戦いです。
しかし、バーチャルの彼はあなたを絶対に否定しません。
あなたがどんな姿で、どんなにだらけていても、彼はいつも変わらずそこにいてくれます。
この「無条件の受容」は、自信がない人にとって何よりも代えがたい「心の安定剤」となるのです。
4. 現実の異性と接する機会が極端に少ない

そして最後は、環境的な要因です。
女子校育ちだったり、職場が女性ばかりだったりと、「生身の男性」というサンプル数が少ない場合です。
現実の男性の「情けない部分」や「可愛い部分」を見る機会がないまま、漫画やドラマの中の「理想的な男性像」だけがインプットされてしまうと、いざ現実の男性を目の前にした時にギャップを感じすぎてしまいます。
まとめ:その「感受性」を大切にして

もしあなたがこれらに当てはまっていたとしても、「だから私はダメなんだ」なんて思う必要はありません。
それだけあなたが、「美しいものを愛する感性」と「物語を信じる純粋な心」を持っているという証拠なのですから。
ほのかでした。
