男はくびれ、女は血管?「フェチ」に隠された男女の意外な本能と心理

男はくびれ、女は血管?

恋愛カウンセラーのほのかです。
突然ですが、「あなたは何フェチですか?」

こう聞かれて、「私は指フェチ!」「スーツを着た時の背中が好き」なんて、パッと思い浮かぶ部位がある方も多いのではないでしょうか。

日常会話でよく使われる「〇〇フェチ」という言葉。
本来、心理学用語の「フェティシズム」は、靴下や靴といった「生命のないもの」に対して強い執着や性的な興奮を覚えることを指します。

でも最近では、異性の特定のボディパーツや仕草に惹かれることも、カジュアルに「フェチ」と呼びますよね。

実はこの「どうしてもここに目がいく!」というこだわり。
単なる個人の好みではなく、あなたの遺伝子が「優秀なパートナー」を見抜こうとしている本能のセンサーだとしたら……?

今日は、男女で全く異なる「フェチの視点」について、ちょっと科学的に覗いてみましょう。


目次

1. 男性目線:その視線は「健康」と「妊娠」を探している

スポーツウェアを着てランニングしている女性の足元

まず、男性のフェチについてです。
男性の視線は、女性に比べてとてもわかりやすく、「健康的か?」「妊娠・出産に適しているか?」というポイントに集中する傾向があります。

男性が惹かれやすい「三大フェチ」の理由を見てみましょう。

男性の本能スイッチ
  • バスト(豊満さ)
    赤ちゃんを育てる「授乳能力」の象徴として、本能を安心させるため。
  • くびれ(ウエストとヒップの比率)
    「現在妊娠していない」「安産型の骨盤」であることの証明。
  • 足(脚線美)
    健康状態が良く、基礎体力があることの証。

つまり、男性のフェチは「元気な赤ちゃんを産んでくれるパートナー」を効率よく探すための、オスの生存本能そのものなのです。

2. 女性目線:求めているのは「強さ」と「優しさ」のバランス

綺麗な男性の指先が、何か(本やカップなど)に触れているクローズアップ

一方で、私たち女性のフェチは、男性よりも少しマニアックで、細かい部分に向きがちです。
女性は男性のように「パッと見の派手な特徴」よりも、「内面的な能力」や「程よい男性らしさ」をパーツから読み取ろうとします。

女性の本能チェック
  • 血管・筋肉(腕など)
    男性ホルモンが十分な証拠。「いざという時に守ってくれそう」という頼もしさ。
  • 指・手(綺麗な指先)
    器用さ(仕事能力)や、触れられた時の優しさ(暴力的ではない)をチェック。

女性は、ただ強いだけの男性には恐怖を感じることもあります。
だからこそ、パーツの中に「強さ(守る力)」と「繊細さ(愛する力)」のバランスを見つけたとき、キュンとときめいてしまうのですね。

3. フェチは「運命の相手」を見つける羅針盤

アンティークな羅針盤(コンパス)の写真。

「足ばかり見て、失礼しちゃう!」なんて思うこともあるかもしれませんが、男性のその視線は、生命を繋ごうとする真剣な本能の表れ。
そしてあなたが彼の血管や指にドキドキするのは、「この人なら私を守ってくれる」と直感が告げているからです。

フェチというと少しマニアックに聞こえますが、実は「自分に足りないものを持っている相手」「相性の良い相手」を瞬時に見分けるための、優秀な羅針盤。

「理屈じゃなくて、なんか好き」
その感覚に従ってみると、意外と生物学的にも相性バッチリの相手に出会えるかもしれませんよ。


まとめ:あなたの「好き」には理由がある

自分の体を愛おしそうに抱きしめている女性

何気ない「好み」の裏側に、こんな深い理由があったなんて驚きですよね。
改めて整理してみると……

  • 男性は「生殖能力」を視覚で探知する。
  • 女性は「生存能力」と「優しさ」を細部で探知する。

こうして見ると、私たちが無意識に抱く「萌え」や「フェチ」も、生命の神秘に繋がっているなんてロマンチックだと思いませんか?

今度、気になる彼やパートナーに会ったら、自分が彼の「どこ」に惹かれているのか、じっくり観察してみてください。
そこには、あなたが彼を選んだ「運命の理由」が隠されているはずですから。

ほのかでした。

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